歯学部時代はまわりに優秀な人が多く、負けないように努力をし続けていました。特に実習は練習すればするほど上手になる実感が持てたので、優秀な友達に負けまいと研鑽を積んだことは、私の歯科医としてのベースになっています。また、栃木県は海なし県だったので、ずっと海にあこがれており、学業の合間に長崎で釣りを楽しんだのもいい思い出ですね。
その後、4年生の頃には学友会の会長になり、努力の甲斐もあってか卒業時には『パナソニックヘルスケアアワード』で補綴学(ほてつがく)優秀者に選ばれました。
補綴学とは歯が欠けたり、抜かなければならなくなったりしたときの詰め物やかぶせもの、入れ歯など人工の歯で補う治療に関する分野の研究です。高齢化社会におけるQOL向上のためには欠かせない学問で、この分野で表彰を受けたことは私の中で大きな自信となっています。