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歯並びを良くするためには?①

こんにちは!歯科衛生士の徳丸です!
気づくと早いものでもう12月がやってきました。
この季節はクリスマス・大晦日に大掃除などイベントが盛りだくさんですね。
新宮おかべ歯科こども矯正歯科では、年末は29日まで診療いたします。
スッキリとしたお口の中で素敵な良いお年を迎えましょう!

今回はMFT(口腔筋機能療法)についてお伝えしたいと思います。
【MFT(口腔筋機能療法)とは?】
歯並びは実は食事などの生活習慣や頬杖、うつぶせ寝などの癖により大きく左右されます。
口周りの筋肉や舌などが正しく機能していないと、歯並びが悪くなる原因となります。
そのため、口周りの筋肉や舌などをトレーニングして、正しい口周りの運動を促し歯並びを改善することをMFT (口腔筋機能療法)といいます。

MFT (口腔筋機能療法)は歯列や顎骨が成長する時期のお子さまだけでなく、矯正中の方や高齢者などにも深く関わっています。

今回はまず子供のMFT (口腔筋機能療法)についてですが、その中でも0歳〜2歳くらいまでの乳幼児期のお子様のお口の機能の発達を促すポイントついてお伝えしていきます。

【乳幼児期】
乳幼児期は短期間でお口の中の環境がかなり変化します。
そのため不正咬合になりうる口の中でもMFT (口腔筋機能療法)次第では改善することも難しいことではありません。
お子様の成長によりできることの個人差はありますので、その子に合ったペースで口の機能の発達を促していきましょう。

✳︎ 1歳くらいまで ✳︎
・積極的にお口を触りましょう
お口のケアでは頬や口の周りを触ったり、清潔な手で歯肉をマッサージするなど、子供が口の中を触られることに慣れるようにしましょう。

・口の中のケアをガーゼや歯ブラシを用いて行っていきましょう
注意!歯ブラシによる事故が毎年起きています。子供が歯ブラシを使用の際は必ず目を離さずにしてください!

・手づかみ食べは積極的にさせましょう。
9〜10ヶ月くらいになると歯茎でつぶせる硬さのものが食べれるようになります。
そして自分で食べたいという意欲が現れ、手指や口の発達により手づかみ食べも盛んになる時期です。こぼたり、散らかしたりと上手く食べられないかもしれませんが、手づかみ食べは食べることの楽しさや口の機能を高めるのにとても大切ですので温かい目で見守ってください。

✳︎ 1歳6ヶ月〜2歳ごろ ✳︎

・口唇の機能をつかうブクブクうがいの練習を少しずつ始めてみましょう。
手指の機能が発達してすすり飲みができるようになるとコップが使えるようになります。
初めは上手く飲めないとは思いますが、口唇でしっかりコップを挟むことは口の中の機能を高めることにとても重要なので、プラスチックのコップを使ったりこぼすことを前提に準備をし、コップ飲みの練習をしていきましょう。

・口唇を使って上手くスプーンの上の食べ物を食べているか、飲み込むときに口唇を閉じているかを確認してみましょう。また、スプーンで食べさせてあげる場合はお口の手前までスプーンで食べものを運んでお子様に自分からかぶりつくようにしてあげましょう
このような動きは赤ちゃんの飲み方(乳児嚥下)から大人の飲み方(成人嚥下)への切り替えや、舌の突出が減り下顎が安定するなど、将来の咀嚼の動きを学習する環境へと繋がります。

次回は3歳〜6歳までの乳幼児期のMFTについてお伝えします。
気になったことなどありましたら、お気軽に新宮おかべ歯科のスタッフにお声掛けください!

画像出典元:かわいいフリー素材集 いらすとや (irasutoya.com)

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