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唾液の作用

みなさんこんにちは

新宮町の歯医者さん、新宮おかべ歯科こども矯正歯科の歯科衛生士の安藤です

今日は唾液についてお話しようと思います。

みなさんはご自分のお口の中の唾液について考えたことはありますか?

唾液と言えば、赤ちゃんがよくお口の周りにテカテカさせているイメージを持たれる方も

多いのではないでしょうか?

みなさんのお口の中にも存在する唾液ですが、この唾液は非常に大切なものなのですね。

なぜ大切なのかというと・・・

 

唾液の作用としては

  • 咀嚼・嚥下の補助作用

食べ物を湿らせて噛みやすくし、飲み込むのを助けてくれます

  • 溶媒作用

食物中の味物質を溶かして味を感じやすくします

  • 保護作用

お口の中の組織(歯茎や頬の粘膜など)を潤し、刺激から守ってくれます

  • 洗浄作用

お口の中の食べかすや細菌を洗い流してくれます

  • 殺菌・抗菌作用

お口の中の細菌の増殖を抑えてくれます

  • 緩衝(中和)作用

お口の中の酸性度を中性に保ち、歯が溶けるのを防いでくれます

  • 再石灰化作用

歯の硬い成分、カルシウムやリンなどのミネラルを歯に補給し、むし歯の初期段階を修復してくれます

  • 排出作用

お口の中の老廃物や有害物質を排出してくれます

 

こんなにもたくさんの大切な役割があるからなんですね。

この非常に大切な唾液ですが、少なくなるとどうなってしまうのでしょうか?

  上記の役割が果たせなくなり、どのようなことが起こるのかというと

  • 食べ物が飲み込みにくくなったり、むせやすくなったりします
  • 味を感じにくくなる
  • お口の中が傷つきやすくなります
  • 食べかすや細菌が停滞し口腔衛生状態が悪くなる
  • お口の中の細菌が増殖する
  • 歯が溶ける
  • 虫歯が進行する
  • お口の中の有害物質がそのまま残ってしまう
  • 口臭が強くなる

 

簡単に説明するとこういったことが頻繁に起きることもあります。

中には持病のお薬の副作用で唾液の分泌が少なくなることもあります。

 

では唾液を分泌させるにはどうしたらいいのでしょう?

対策としては

・食べ物をよく噛んで食べる

・あいうべ体操の実施

・唾液腺のマッサージ

 

・潤滑剤の使用 

などがあげられます。

 

また、カフェインやタバコ、アルコールが口の渇きを促進させることも分かっているため、嗜好品として上記3つを好まれている方は少々控えてみるのも一つの手かもしれません。他には口呼吸を自覚している方は鼻呼吸を心掛けたり、お鼻が詰まっていていつも口呼吸という方は耳鼻科へ足を運んでみるのも一つの手だと言えるでしょう。

 

画像出典:かわいいフリー素材集 いらすとや (irasutoya.com)

新宮おかべ歯科