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お子様の歯並びのためにできること

みなさんこんにちは!

新宮おかべ歯科こども矯正歯科歯科衛生士の垣内です!
さっそくですが、みなさんは食べることは好きですか?
人が生きる上での楽しみの一つとして食事があげられます。
お家の方がお子さまや家族に美味しく食べて欲しいという気持ちで毎日お料理を作っていらっしゃるかと思います♪

ここで質問です!
いつも作る料理の具材の大きさはどれくらいの大きさですか?
食べやすくする為に細かく具材を切っていたりしませんか?
その気遣いがかえってお子さんの歯並びに大きく影響していることが近年わかってきました!

そもそも現代は昔と比べるとやわらかい食物が多くあります
昔の食事は『硬くて、かみごたえのあるもの』が多く、お口の中でよくかまないと食べれませんでした。
そのため噛む回数が多くなり、結果としてあごがしっかり発達して、親知らずも綺麗に生え自然と歯並びが綺麗に並んでいました。

しかし、近代化が進むにつれだんだんと柔らかい食物が増えてきて噛む回数が減ってきました(農林水産省のデータによると、1回の食事で戦前は1420回噛むのに対して、現代の食事は620回とのことです)。食べ物を咬む回数が減ると、あごが正しく成長できなくなり、子どもの頃の乳歯が隙間なく並んでしまい、のちのち大人の永久歯が生える隙間が足りなくなってしまいます!
隙間がないと、永久歯がガタガタに生えて、審美的にも機能的にも問題が出てきます。
そうならないために、乳歯が生えている今できることとして3つのポイントがあります。1つ目のポイントは、『前歯をたくさん使うこと』『たくさん噛むこと』です!

例えば、

◎キャベツの千切りで食卓に出していたものを、ざっくり大きく切って食べさせる

◎トンカツなどのお肉も切らずに、塊のままだしてかぶりつかせる

◎煮物なども大きく切って少しかために歯ごたえをつける

食べ物を食べるときはお口の周りの筋肉も使います。
お口を閉じる筋肉、お顔の表情をつくる筋肉の発達にも影響するのです!
ですから、食べ物はあまり小さく切らずにかたまりのまま食べることが大切です️

意外と見落としがちですか、食事の際にお水やお茶を一緒に出していませんか?

よく噛んで食べるといった点では飲み物があると、しっかり噛まずに飲み物で流し込んでしまうことになります。

食事中はお水やお茶などは出さず(お味噌汁やスープは大丈夫です)、食後に飲み物を出すことで、噛む回数の増加やお口の歯並びにとって良いことが増えるので是非ご家庭で実践してみてください♪

 

2つ目のポイントは、『お口を閉じること』です!

いつもお口がポカン開いている(いわゆる口呼吸)と、
出っ歯になったり、風邪やアレルギーなど色々な病気になりやすい、虫歯や、歯周病になる

…などなど、良いことが1つもないのです!
お口を閉じる習慣を身につけましょう️
お口を閉じるための訓練には『あいうべ体操』などがあります!ご興味のある方はネットで検索したり、スタッフまでお尋ねください!

3つ目のポイントは、『歯並びを悪くする癖』です!
普段からこのような癖はありませんか?
ex)頬杖、うつぶせ寝、横向き寝、くちびるをかむ

これらの癖が歯に与える影響は、

●頬杖、うつぶせ寝、横向き寝
⇒手や枕があごや歯を押しているので、顔や歯の形が悪くなる

●くちびるをかむ
⇒前歯が内側に押されたり、上の前歯と下の前歯の間に隙間ができる

癖があると歯並びもなかなか良くなりません。
歯並びに良くない癖はなおしていきましょう!

以上が歯並びも顔も良い子に育つ3つのポイントでした!
子どもの顔は本当にちょっとした生活習慣で良い方にも悪い方に変わっていきます。

今日から一緒に改善していきましょう!

出典元:かわいいフリー素材集 いらすとや (irasutoya.com)

新宮おかべ歯科