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お子様の指しゃぶりと口呼吸について

こんにちは、新宮おかべ歯科こども矯正歯科歯科衛生士の徳丸です。

今回はお子様の歯並びについてお伝えしていきます。

「このままで歯並びは大丈夫?」 「口がよく開いてるけど歯並びに関係する?」
など、保護者の皆様によく聞かれるお子様の歯並びに関する質問について答えていきたいと思います。

Q指しゃぶりをやめられません
~乳児~
乳児の指しゃぶりは本能の一つであり、一時的なものが多いです。
次第におもちゃを手に持って遊ぶようになったり、話しかけに声で応じたりと周囲とのかかわりが多くなってくると一人遊び的な指しゃぶりの頻度は減ってきます。
4、5か月くらいになれば清潔で安全な玩具を与えて指以外での口遊びを十分にさせることをお勧めします。
~1、2歳~
1歳代ではほとんどの子に何らかのしゃぶる行為がみられます。
2歳まで続く子も多いため、あまり神経質にならずに外遊びの機会を増やしたり、おしゃべりやスキンシップを図ったりして指しゃぶりより楽しい時間を増やしていくのをおすすめします。
〜3歳から5歳〜
遊びや周囲とのおしゃべりで手や口を使う機会が増え自然と減ってきますが、不安や緊張が強かったり周囲への興味が少ないと指しゃぶりへの依存が高まって習慣化することもあります。
外遊びなどでエネルギーを発散させたり、歯並びへの影響を説明することで頻度を減らしていくと良いです。️

3歳以降も指しゃぶりをしていると出っ歯などの悪い歯並びの原因となります。

またどうしてもやめられない場合は指しゃびり防止専用のマニュキュア等が有効な場合もあります。詳しくは当院のスタッフにお尋ねください。

Q気づくと口がよく開いてます。
口がよく開いているということは鼻ではなく口で呼吸しています。
鼻や喉に異常があったり、アレルギー等の可能性があれば耳鼻科を受診してみてください。
特に問題ないにも関わらず、口で呼吸をしているのであれば唇を閉じる力が弱かったり、舌が本来の位置より下がっているかもしれません。
口呼吸をしている子の特徴として唇が乾燥していたり、口角が荒れていたり、上唇が上向きになっているなどの特徴があります。

口呼吸はメリットはなく、審美上の問題や口が渇くので口臭、むし歯、歯周病を悪化させたり、免疫力を下げて風邪やアレルギーになりやすくなるなどデメリットしかありません。

口を閉じる習慣をつけるためには声かけに加えて
・食べる時には一口量が多くならないように手づかみでかじりとりをする
・口を閉じて奥歯で噛むようにする
・平らなスプーンの前の方に食べ物を乗せて口唇で挟み食べ物を口に入れるようにする
・唇を閉じて水を口の中に溜める→水を左、右、上唇、下唇の順番にこぼさないように移動できるようにする
などのポイントを意識してみてください。

新宮おかべ歯科こども矯正歯科ではこども矯正も行っています。
もし気になることがあればお気軽にお問い合わせください。

画像出典:かわいいフリー素材集 いらすとや (irasutoya.com)

 

新宮おかべ歯科