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歯周病と8020運動

8020運動の目標を達成する上で、最も注意すべきお口の病気は何だと思いますか?おそらく、多くの人は「虫歯」と答えることでしょう。確かに、虫歯は歯を溶かす怖い病気であり、重症化させると歯そのものを失うため、8020運動の大きな妨げとなりますが、それ以上に注意すべき病気があるのです。それが今回のテーマである「歯周病」です。ここではそんな歯周病と8020運動の関係について、福岡県糟屋郡の新宮おかべ歯科・こども矯正歯科がわかりやすく解説します。

▼8020運動について

8020(ハチマルニイマル)運動は、日本歯科医師会と厚生労働省が推進している啓発活動で、80歳までに20本以上の歯を残すことを目標にしています。この運動が始まったのが1989年(平成元年)なので、もうすでに30年以上が経過していますが、数年前にようやく達成率が50%を超えました。もうすぐ80歳を迎える方も若い方もこの目標を達成する自信はありますか?

▼歯周病予防が8020運動の鍵を握る?

現状、日本人が歯を失う原因の第一位は歯周病です。これは「8020運動財団」が2018年に行った「永久歯の抜歯原因調査」で明らかとなったもので、歯周病は全体の37%を占め、第二位の虫歯(29%)に大きく差をつけています。予防の考え方が広まって虫歯は減ってきたものの、歯周病は徐々に増えているのが今の日本です。逆に言うと、歯周病をしっかり予防することできれば歯を抜くリスクが減り、8020運動を達成できる可能性も大きく高まるのです。

▼定期検診で歯周病を効率良く予防しよう!

3ヵ月に1回の定期検診を受けていれば、歯周病や虫歯になりにくい口内環境を築き上げることができます。仮に歯周病にかかってしまったとしても、早期に治療を開始することで重症化が免れ、抜歯をするリスクも抑えられます。そんな歯周病の予防・治療は、痛みに配慮した処置を心がけている新宮おかべ歯科・こども矯正歯科にお任せください。

▼まとめ

今回は、歯周病と8020運動の関係について、福岡県糟屋郡の新宮おかべ歯科・こども矯正歯科が解説しました。毎日の歯磨きでフッ素入りの歯磨き粉を使って「虫歯予防は万全!」という方も、歯周病予防は疎かになっていることも多いです。歯周病は自覚症状に乏しく、気付いた頃には重症化していることも珍しくありませんので、定期検診でプロのチェックを受けることが大切です。80歳で20本以上の歯を残すためにも歯周病予防を徹底していきましょう。

新宮おかべ歯科